はじめに
岩手県は、三陸復興国立公園に指定された美しい自然に恵まれた場所です。海岸線に沿って流れ着いた流木は、その地域の魅力の一つと言えるでしょう。今回は、岩手県内で流木を拾うことができる場所についてご紹介します。
岩手の人気ビーチコーミングスポット
岩手県には、ビーチコーミングを楽しめる人気の海岸がいくつかあります。流木をはじめ、貝殻やサンゴ、シーグラスなど、様々な自然の恵みを拾うことができます。
浄土ヶ浜
岩手県北部に位置する浄土ヶ浜は、白砂青松の美しい景色が広がる人気のビーチコーミングスポットです。流木を拾いながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。定期的な清掃活動が行われているため、きれいな状態が保たれています。
浄土ヶ浜では、波打ち際に打ち上げられた流木の他、海藻や貝殻なども拾えます。四季折々の自然の移り変わりを感じながら、流木探しを楽しむことができるでしょう。
花巻温泉海水浴場
花巻温泉海水浴場は、温泉とビーチが共存する穴場的なスポットです。海水浴を楽しんだ後は、温泉に浸かりながら一日の疲れを癒すことができます。流木探しも魅力の一つで、打ち上げられた流木を拾い集めることができます。
流木は漂着物の一部ですが、花巻温泉海水浴場の清掃活動により、ごみとは別に処理されています。安心して流木を拾うことができるのが魅力です。
宮古海岸
三陸復興国立公園に指定されている宮古海岸は、岩手県を代表するビーチコーミングスポットです。白い砂浜に打ち上げられた流木は、自然の芸術作品のようです。また、シーグラスや貝殻なども豊富に拾えることから、ファミリーで楽しめる場所としても人気があります。
宮古海岸は、その美しさから「東北の宝石」とも呼ばれています。流木拾いを楽しみながら、絶景を眺めることができるでしょう。
ダムで無償提供される流木
岩手県内には、ダムに流れ込んだ流木を無償で提供しているところがあります。燃料として利用する目的で、一般の方に流木を提供しています。
綱取ダム管理事務所
岩手県盛岡広域振興局土木部の綱取ダム管理事務所では、ダム湖に流れ込んだ流木を回収・集積しています。希望者に対して無償で提供しており、事前に連絡をすれば集積場所まで案内してくれます。
提供条件として、燃料(薪)として自ら利用し、第三者への販売や譲渡をしないことが定められています。提供時間は平日の9時30分から12時と13時から16時で、1人あたりの提供量は軽トラック1台分程度までとなっています。
他のダム管理事務所
綱取ダム管理事務所以外にも、岩手県内の他のダムで流木を無償提供している場合があります。各ダムのホームページやお問い合わせ先で、流木の提供状況を確認することをおすすめします。
ダムから提供される流木は、自然の恵みを活用できる良い機会です。燃料として利用する他、DIYやインテリアとしても活用できます。
川沿いや海岸での流木拾い
ダム以外にも、岩手県内の川沿いや海岸で流木を拾うことができます。特に冬場は、強い北風で多くの流木が打ち上げられる傾向にあります。
鮎川の河口
岩手県内を流れる鮎川の河口付近では、波打ち際にたくさんの流木が打ち上げられています。川と海が合流する場所なので、様々な場所から流れ着いた流木を見つけることができるでしょう。
拾った流木は、煮沸して重曽水につけるなどのあく抜き処理を行うと、インテリアとして活用しやすくなります。
西の多伎のビーチ
岩手県の南部にある西の多伎のビーチは、サーファーに人気のスポットです。波が高いため、多くの流木が打ち上げられています。拾った流木は、近くの道の駅「キララ多伎」で海鮮たこ焼きを食べながら、一服することができます。
しかし、この海岸では外国語の入った漂着物も見られることがあるため、注意が必要です。危険な廃屋にも遭遇する可能性があるので、十分気をつける必要があります。
まとめ
岩手県には、流木を拾うことができる場所がたくさんあります。ビーチコーミングスポットでは、流木をはじめ様々な自然の恵みを楽しむことができます。また、ダムでは無償で流木を提供しているところもあり、川沿いや海岸でも拾うことができます。
流木は自然の芸術作品のようで、インテリアやDIY、薪としても活用できる魅力的な存在です。岩手の自然の魅力を感じながら、思い思いの用途で流木を活用してみてはいかがでしょうか。
よくある質問
岩手県でおすすめのビーチコーミングスポットはどこですか?
p. 岩手県では、浄土ヶ浜、花巻温泉海水浴場、宮古海岸などがおすすめのビーチコーミングスポットです。白砂青松の美しい景色が広がり、流木をはじめ、貝殻やサンゴ、シーグラスなど様々な自然の恵みを拾うことができます。また、地域の魅力を感じながらゆったりとした時間を過ごすことができます。
ダムから流木を無償で提供している場所はありますか?
p. はい、岩手県内には、ダムに流れ込んだ流木を無償で提供しているところがあります。特に綱取ダム管理事務所では、ダム湖に流れ込んだ流木を回収・集積し、希望者に対して提供しています。燃料(薪)として自ら利用する条件で、1人あたり軽トラック1台分程度までの流木を無償で受け取ることができます。
川沿いや海岸で流木を拾うことはできますか?
p. はい、ダム以外にも、岩手県内の川沿いや海岸で流木を拾うことができます。特に冬場は、強い北風で多くの流木が打ち上げられる傾向にあります。鮎川の河口付近や西の多伎のビーチなどでは、波打ち際に様々な流木を見つけることができます。拾った流木は、インテリアやDIY、薪として活用できます。
流木を拾う際の注意点はありますか?
p. はい、流木を拾う際は注意が必要です。特に西の多伎のビーチでは、外国語の入った漂着物や危険な廃屋に遭遇する可能性があるため、十分気をつける必要があります。また、拾った流木は煮沸して重曽水につけるなどのあく抜き処理を行うと、インテリアとして活用しやすくなります。